◆ママのパワー◆ 
○○は九ヶ月になり、今日も元気につかまり立ちの日々です。
おっぱい回数はまったく減らないまま三食モリモリなので、太って朝青龍のような顔になってます。
生後半年くらいまでは太らせたくて必死で体重計ばかり乗せてましたが、今はまったく気になりません…でも、あきらめずに母乳生活を続けたことが今、離乳食に生きています。
やっぱりアゴの力が強いようで、ほぼ離乳食になっていますが、○○のためにわざわざ柔らかいもなどを作ることもほぼなくなっています。
ママの気持ちが良く出ているでしょう? みんな悩みながら子育てしていますが、時間が解決してくれることもある・・・ですね。
この赤ちゃんのママは凄い勢いで乳汁分泌不足を解消しました。約1ヵ月で完全母乳に近い状態にしたのです。
その努力は鬼気迫るものがありましたが、私もいろいろ勉強になりました。
そんなパワフルママでしたが、その間も、母子間の信頼関係をしっかり築いているなぁと感心したことがあります。
赤ちゃんが腕に抱かれた後、ママの授乳の準備が出来るまであせらないで待っていて、落ち着いて乳首に吸い付くのです。
この状況は順調に母乳が出ているときには当たり前のことですが、乳汁分泌不足の時には、ママの関心はそちらにいきますから、大抵は赤ちゃんと気持ちを向き合わせる余裕がなくなります。
上手くいったのは、たまたま赤ちゃんの性格だと思われるかもしれませんが、たくさんの赤ちゃんを見ているうちに「違うな」と感じるようになりました。せっかちなお子さんでも信頼関係ができてると、早く早くとせかせますが、その間でも「じれない」のが特徴です。ですからこのママはすごいと感心したのです。
赤ちゃんとの信頼関係を築くコツは簡単です。皆さんがすでにやっていることです「過不足なく欲求を満たしてあげること!」につきます。
◆4カ月の男児◆ 
乳腺炎になったママの手当て中、この月例では珍しいくらい一人遊びができるお子さんでした。
赤ちゃんは基本的欲求を過不足なく満たしてあげると主に養育してくれる人に(お母さん)深い信頼感を抱き、その結果情緒が安定して無駄泣きをしなくなります。また精神的に早く自立できると言います。
このお母さんは見ていると授乳後、赤ちゃんの目を見て手を握ったり頬をツンツンしたり赤ちゃんの反応を見ながら遊んでいました。
赤ちゃんは嬉しそうに笑ったり足をバタバタさせたり反応しています。ほんの数分でしたが何度もそんな場面を見て思ったことは、これは「この母子の日常なんだろうな」ということです。
そうでなければ、赤ちゃんが直ぐにあんな風に反応しないだろうと…。