◆あるママからのメール◆
8月末から離乳食を始めた○○は、食べることが大好きで、いまは3回食をニコニコしながらもりもり食べる毎日です。
なんだかんだ11月(9ヶ月)まで続けていたNS(ナーシングサプリメンター)も、クリーニング用の注射器が壊れて家に買い置きがなくなったのを機に卒業。
咥えている間は細々ながら出てくるおっぱいも大好きな○○は、私が会社から帰ってきた後、好きなだけおっぱいを頬張りながら、保育園での緊張をといているようです。
これだけおっぱい大好きになってくれたのは、高橋さんのおかげです!ありがとうございました。
卒乳まであとどれだけの期間あるのかわかりませんが、それまでの間、おっぱいの時間を大切にしたいと思っています。
今日、届いたメールです。
完全母乳にはなりませんでしたが、これこそまさに母乳育児の真髄です。
母子相互の愛着形成、特に赤ちゃんのお母さんへの信頼感はしっかり出来上がったと言ってもいいですね~。
母乳育児の本当の目的は「 母子相互の信頼関係の構築と、それによって赤ちゃんの情緒の安定、自己肯定感の育成など、心を育てること 」にあります。
そうすることでわが子を愛おしいと思える感情がうまれ、昨今問題になっている虐待の予防にもつながります。
とかく母乳育児を完全母乳(おっぱいだけで賄う??)でなければならないと、誤解する傾向にありますが、そうではなく、この方のようにたとえミルクとの混合であっても、赤ちゃんとの絆をしっかり結べていれば母乳育児なのです。
「完母、完母」いう言葉が独り歩きして、ママたちを追い詰める傾向にありますが、私たち医療者が「母乳育児の目的」の本当の意味をしっかりお伝えしなければいけないですね。