赤ちゃんのお手入れ

◆全ての病気は冷えと食べすぎ◆ 

《 「原因不明の赤ちゃんの泣きも冷えが原因」

赤ちゃんが寒そうだからと、ベビー服か何かたくさん着せて、下は半ズボンとかはだしにしている人がいますが、これが一番いけないのです。

冷えているときは、下を温かくして、上だけ涼しくして欲しいと感じるのですから、それでご機嫌が悪くて泣くということなのです。

ー中略ー

赤ちゃんの場合は、まだ本能も大人ほど狂ってはいないので、すぐ冷えを自覚して泣いたりするということです。

万病を直すー冷えとり健康法ー新藤義晴著 》

上記の箇所をみつけました。

 

先日赤ちゃんの泣く原因として、いろいろありますので試してみてください、と書きましたが「冷えも原因」の一つとは知りませんでした。

しかし、私の経験上、寝入りばなに足元を包んであげると、どの子も寝つきがよいことを実感していますので、冷えが原因で泣くというのも分かるような気がします。

お困りの方是非試してみてください。

 

◆鼻づまりはどうするの?◆ 

先日、あるお母さんから鼻が詰まって苦しそう、病院に行った方が良いかと聞かれました。

電話での相談なので、いろいろ尋ねたところ具合が悪い状況ではなさそうでした。

そこで鼻づまりの解消法をおしえたところ解決。皆さんはどうしていますか?

鼻汁吸引器を使用していますか?それとも綿棒で取っていますか?

うまく取れないときは、赤ちゃんの鼻の穴のところに指をあて左右にキュッキュッキュッと鼻を動かして見て下さい。

赤ちゃんが泣いたら勢いで鼻づまりが解消します。

その時片方の手には、あらかじめティッシュを用意しておいて、出てきた鼻汁をすかさず取ることことを忘れずに!

赤ちゃんが泣くまでこするのは「可哀想!」と思う方は、手でキュッキュッとしたあと鼻汁吸引器を併用してもいいですね。

ご相談の方はこのパターンで解決しました。なんて乱暴と思われる方は、ご自分の口で吸い取る方法もあります。

汚い!なんて思うかもしれませんが、これが一番早いし赤ちゃんに負担がかかりません。

すぐに吐き出し口をゆすげばいいのですから、とは言ってもちょっと抵抗がありますか?

 

◆衣類の調整◆ 

今日訪問した方からこんな質問がありました。『今頃は、どのくらい着せていいかの分からない』と。

皆さんはどうしていますか?

日によって暑くてじっとしていてもジワーッと汗がふいてくるときもあるし、そうでない日もありますから一概に言えませんが、大人が暑いと感じるときは、赤ちゃんはもっと暑つさを感じていると思ってください。

室温にもよりますが、上着はノースリーブ(袖があるときはたくしあげて)にし、足は出してあげるほうが涼しいです。

ただし、どんなに薄着にしてもお腹だけは冷やさないように、タオルやバスタオルで覆ってください。

初めての夏はあせもが出来やすいので、手足を触ってみてベタベタしているときはお風呂の温度くらいで、サッと行水をすると拭いたときよりさっぱりします。

私は専用のバケツ(赤ちゃんが立って胸の位置くらいのもの)で日に何回も行水させた覚えがあります。

でも今はクーラーがあるので涼しくしてあげればすぐにおさまりますが・・・。

 

◆初めての夏◆ 

毎日、暑い日が続いていますが、赤ちゃんはご機嫌いいですか?

今日訪問したお宅で手袋をさせているのを見かけました。

クーラーも扇風機をかけず親子で汗だくになっていました。

手袋は赤ちゃんが引っかきキズを作らないためにしていたようですが、大人より体温の高い赤ちゃんには、私たちがサウナに入って出られないのと同じくらい暑いと思います。

当然機嫌も悪いしあせもが出来始めていました。

早速、手袋をはずし爪をきって着替えをし、半そでを肩までたくし上げ、足も出しました。扇風機で部屋の空気を廻しながら、背中から団扇で扇いであげ涼しくしたら、ご機嫌になりました。(もちろんお腹にはタオルをして冷えの防止はばっちりです)

又、別のお宅では4ヶ月のお子さんにバケツを使っての行水(お風呂より少しぬるめ)をしてあげたら、赤ちゃんがサッパリして気持ちよくなったせいかニコニコしていました。

冷やしてはいけないと必要以上にクーラーや扇風機をつけないで我慢することはありませんので、暑かったら使ってください。

その場合クーラーや扇風機の風が赤ちゃんに直接掛からないよう工夫してください。

今日の最初の方にはブラジュクの「ガラス製爪やすり」をお勧めしました。

この爪やすりは赤ちゃんにはとてもいいですよ。最近は100円均一にもあるらしいです。

 

◆はじめての夏 – 新生児の汗対策◆ 

暑いですね〜。 はじめての夏は汗もができやすいですが、お子さんは如何ですか?

汗をこまめに拭いてあげて下さい。

でも、汗をとるには、行水が一番です。

日になんどでもOKです。

お風呂よりぬるめのお湯で、タオルを使ってサッサとお湯をかけて終わり。

ものの1分も掛かりませんので是非ためしてみて下さい。

さっぱりして気持ちよくなるので、赤ちゃんもご機嫌になります。

くれぐれもシャワーは使わないで下さい。

刺激が強すぎて痛く感じるかもしれません。(水圧が弱くできればいいのですが・・・)

 

◆初めての育児~こんなに大変だと思わなかった!~◆ 

「この子がいなければ・・・」思わずつぶやいた自分を責めているママ。

こんなに一生懸命しているのに何でそう泣くの?ママは疲れて思わず先程の言葉を私に言ってしまいました。

生後14日目からおっぱいが足りているか心配というママに関わり始め1ヶ月と1週間です。

おっぱいは充分すぎるほど出ていました。

ある日、私が偶然オムツ交換して分かったのですが、お尻が真っ赤にただれていました。

入院中からすでに赤ちゃんのお尻が赤くなり、日々ひどくなってただれていたようで、その痛さを泣いて訴えていたのですがキャッチできなかったようです。

そのため、赤ちゃんがじれて甲高い声で泣くようになってしまったのをおっぱい不足と勘違いしてミルクの追加をしていました。

「生後3ヶ月までは満腹中枢が未熟なためミルクは体力が続く限り飲む」といわれています。

この赤ちゃんもミルクをあげたら反射的に飲んではいました。

しかし、赤ちゃんはミルクではなく、おしっこやうんちの時にしみて「痛い!」と泣いていたのですから、ミルクは見当違いだったわけです。

この赤ちゃんにとって根本的な解決がされないまま数週間も時が過ぎていきました。

「うかつだった。もっと早く見てあげればよかった」と私は深く反省しました。

早速手当ての仕方をママに手ほどきしてママも頑張って約1週間で治しました。

ようやく赤ちゃんも落ち着いてきて「少し可愛いと思えるようになりました」と言うママの言葉を聞き「ほっと」しました。

でもまだ赤ちゃんは「また痛くなるのでは?」とウンチをするたびに甲高い声で泣き身体を硬くつっぱります。

そこで、オムツ交換で、お尻をきれいにしたら、ママの素手でお尻を包み「おまじない」をするように伝えました。

 

◆原因を探って解決!◆ 

おっぱいを出すコツは赤ちゃんに吸ってもらうのが一番といいます。

たくさん出ていたのに段々出なくなっていくのには理由があって、

第一に飲ませる回数が少ない(1~2ヶ月は1日10回以上)

第二にママが慢性的に心身ともに疲れがたまり、リラックスできない状態が続いている

など上記の原因が考えられます。

とにかくこの赤ちゃんは機嫌よくしていることが少なく、何をやってもだめだったのでママが自信を無くしてしまいました。

最初はお尻のただれが痛くて不機嫌だったのだと思います。

お尻のおまじないが効いて、さすがに甲高い声で泣くことはなくなりましたが、それが治ったころに、今度はママのおっぱいが足りなくて不機嫌になっていました。

この二つのことはまったく違う理由ですが、赤ちゃんにとってはどちらも不愉快なことなので、やたらに泣くことが多く、機嫌よくしていることが少なかったようです。

でもママは不足していると思わなかったので、母乳だけでやりたいと頻繁に飲ませて頑張っていました。

ところが体重が増えないので心配してミルクを足したほうがいいかと相談されました。

そこで久しぶりに伺ったところ、右のおっぱいは詰ってしまって以前のようにおっぱいが出ていません。

試しにミルクを足してみました。

140mlぺロッと飲んで上機嫌です。

その後眠たそうだったのでママがスリングに入れて抱っこしたら、この後の反応には、私も驚きましたが

”そう!こんな風にしてもらいたかったんだよ”

と言わんばかり上機嫌で、突然ママの顔を見て話し始めたのです。

それも結構なが~く一生懸命です。

よほど満足し、嬉しかったのだとその変化に感心してしまいました。

ママもはじめて見る表情だったのでびっくりするやら嬉しいやらで赤ちゃんからの最高のプレゼントに幸せそうでした。

私も初めての経験でしたが、2ヶ月余の赤ちゃんの能力の高さをまざまざと見せつけられたように思います。

おっぱいが回復するまで、ミルクを足すことになりましたが、哺乳瓶で足すことに抵抗があると言うので、ナーシングサプリメンターで補うことになりました。

母子の緊張をほぐそうと、友人の助産師にわらべ歌ベビーマッサージのさわりを伝授してもらったり、いろいろ励ましたりしてようやくママと赤ちゃんの笑顔が見られるようになりました。

 

◆熱中症◆ 

今日も暑いですね。 14時ころといえば一番日差しが強いときです。

今日、街でまだ生後数ヶ月と思われる乳児を前抱っこで傘も差さず歩いている方を数人見かけました。

大丈夫かな?とちょっと心配になりました。

赤ちゃんは体内の水分量は大人と比べると多く、8割くらいは水分なので大人よりも脱水症状を起こしやすいといわれています。

ネットでいくつかのサイトを参考に熱中症の注意事項をまとめてみました。

熱中症の予防は第一に水分補給です。

赤ちゃんの場合は母乳やミルクもしくは麦茶を与えていればOKです。

外出時は1時間おきを目安に(暑いときは30分置き)母乳、ミルク、をはじめ湯冷まし、麦茶など何でもかまいません、量はほしがるだけ十分に与えること。

 

熱中症のサイン

○体温が40℃以上

○汗をかかなくなる

○元気がなくなる

○顔色が赤く(青く)なる

○おしっこが出ない

○ぐずついて機嫌が悪い

 

などのときは、まずは風通しのよい涼しいところに移す。

冷たいタオルで体を冷やしながら(わきの下、首まわり、頭・額や後頭部)水分補給をすることです。

以上は乳児についてですが、幼児や大人は水ではなくイオン飲料をお勧めします。

イオン飲料は水分と同時にカリウムやナトリウムなどの電解質も補給できるので脱水を防ぐために効果的です。

意識がなくなる、震えがある時は体を冷やしながら急いで医療機関を受診してください。

 

◆横向きと頭の形◆ 

頭の形を良くするために寝かせるときに気をつけてますか?

授乳後に毎回顔の向きを左右変えて寝かせると頭の形の変形を予防出来ますよ。

頭だけ変えても自分の好きな方に向いてしまいますから、身体ごと横向きにして寝かせてください。

その際背中にバスタオルなどを棒状に丸めたものを当てるとよいです。

そうしても時間と共に仰向けになりますから…。

この方法はゲップが出ない時も有効ですよ。