おばあちゃんの育児の教え

◆おばあちゃんの育児の教え◆ 

友人から「バスの中ですごい光景を見た」、とこんなメールが届きました。

バスの中でベビーカーに乗った二歳の子がぎゃん泣きしていて、私はうるさいなあと思っていたんだけど、よたよたの吹けば飛びそうに小さい80才位のお婆さんが、『よしよし、いい子だね。ここが気になるんだね』とベビーカーのベルトをほんとに少しだけ緩め、日除けを畳むとお母さんが見えるからね、とベビーカーの日除けを畳ませたらぴ

たっと泣き止んだの!

『ほーらいいこだね。素敵な色のタイツはいてるね。とっても似合うね。』と話しかけたら、なんとその子はにこにこ笑いだし。

お母さんが、「ありがとうございました」と言ったら『赤ちゃんはね、毎日骨や関節が育つから、体が毎日違うのよ。何かを伝えたくて泣いてるから、叱らずに誉めてあげてね。』と言っていたそうです。

知人からはこの光景をみて以下のコメントです。

「育児って集団の経験で知恵を重ねてくもんなんだねえ。今のママ達は孤独だ」と。

最近この友人の友人が育児に悩んでいるのを知っているだけに身につまされたようです。

この勇気のある人生の先輩に拍手です。

現代は上記のようなちょっとした育児の知恵が戦後のいろいろな改革とともに途絶えてしまい、小さいときから身近で育児している光景を見たり聞いたりしないままママになっていますから気の毒です。

若いママにそういう育児の知恵を伝えていけるようなシステムを作れるといいのですが・・・。