◆妊娠中の方より-1◆
昨日、妊娠中の方から初めてお電話いただきました。
しかも、同じ日にお2人から頂き嬉しくなってしまいました。
現在36週の方と、28週の方からでした。
36週のかたは、「母乳でやりたい」・・そのための準備や入院中の心構えなどを質問されました。
退院後にまたご連絡いただくことになっていますが、しっかり準備して望むので、きっと母乳ライフを楽しむ事ができるでしょうね。
28週のかたはお腹が張って心配なことや、いろいろ教えて欲しいことがあるとおっしゃるので、今度訪問予定です。
◆妊娠中の方より-2◆
友人のお嬢さんからお呼びが掛かり妊娠中の心配なことや、出産についてのイメージ、おっぱいのこと、お人形を使って抱っこの仕方、 授乳の仕方等々お話してきました。
逆子のため心配していましたが、逆子体操や万が一手術になったときの手術中の様子・手術後の経過など説明したことで、少し安心した様子でした。
◆ママからの質問◆
あるお母さんから質問されました。
「家事も育児もそれなりにこなせるけど、家事はやってもやっても毎日その繰り返しで充実感が無いんです。
皆さんはどう思って毎日やっているんですか?」
うーん難しいな。世の中から取り残されていく感覚わかるなー。
まるで30年前のわたしに会っているようです。
あの当時の私に言い聞かせるように思わず、次の様なことを言ってました。
「今、人生のどの位置にいるのか、自分の役割や一番大切に思うことは何か、それを最優先に考えて行うことではないかしら。
充実感は、貴方が家事や育児を積極的に楽しんで行ったら味わえると思うけれど・・・
何年か後、再就職したらその時、今の時間が貴重だったことが分かりますよ。
こんな充実した時間はこの先無いので、赤ちゃんからのプレゼントだと思ったらいいですよ。」
今だから偉そうに言えますが、当時の私はこんなことも考えずに45才で再就職するまでは、ただ鬱々とした毎日を送っていました。
人生の先輩として言えることは、家庭に居る時間も無駄なことはありません。
ただ「今が不安に思えるのは再就職するときの、先の見通しがたたないため」だからです。
◆マタニティブルーズ◆
先日、新生児訪問をしたとき、マタニティブルーズのひどい方に出会いました。職業は保育士さんです。
赤ちゃんが泣くとどうしていいか分からない。
赤ちゃんに声がかけられない。泣くと「あぁーっまただ!」と思って嫌になってしまう。
昨日は思わず赤ちゃんの顔にハンカチをのせそうになった。
こんなはずじゃなかったのにどうしてこうなったのか分からない。
夜一人になるのが怖い!(ご主人が入院中)。
自信がなくなった。
といいながら涙をぽろぽろ流して泣かれてしまいました。
そのとき実母が私に「赤ちゃんの両ほっぺをつねるようにするときがあった」と耳打ちしたのです。
実母は昼間は手伝ってくれていますが、事情があって夜は自宅に帰っていました。
すぐに保健センターと連絡をとり、実母に彼女の現在の心理状態を話したところ、深刻な状況だということに気づいてもらうことができました。
その結果夜も泊まっていただくことになりました。
以前聞いた話ですが、同様な状況に対応できなかったとき自らの命を絶ってしまった例や、赤ちゃんを死亡させた例があると言うことを思い出し、心配でとても一人に出来ませんでした。
そして今日、保健師に確認したところ、「昨日ご主人が退院しその間実母が泊まってくれて落ち着いたようです」と言う返事が返ってきてほっとしました。
私の取り越し苦労で終わってよかったです。
◆保健センターの母乳相談◆
保健センターの母乳相談日、相談内容は次のようなことでした。
①卒乳したい
②おっぱいが出ているか心配
③しこりが出来てしまった。
④おっぱいが出なくなった。
⑤授乳回数は妥当か
⑥授乳時間が5分と短すぎる、反対に授乳時間が40分と長いなどなどでした。
手当てすればよいものについては、答えはほぼ同じですが、ママと赤ちゃん二人同時に考えなければならない問題は、相性やそれぞれ一人一人の個性、また時期によって答えはいろいろです。
①の場合がそれに当てはまります。
今日の場合は:
○噛まれるからという11ヶ月の男の子のママ
○来年4月に職場復帰するのでと言う1歳3ヶ月の女の子のママ
長くなるので相談内容は省きますが、卒乳に関しての私見も参考にしていただきながら、卒乳したいという考えの背中を押すだけでよいのか、引き止めて欲しいと思ってらっしゃるのか、じっくりお話を伺った上で最後はママに結論をだしてもらうようにしました。